将棋に夢中。

最近【見る将】にハマってる。

勝負は真剣白刃なため、

みんな普段は静かに鞘に収めている

その佇まいがなんとも清々しい。

盤上に入った瞬間だけ抜く。

その感じもたまらなくゾクゾクする。

そこには理解を超えた世界が広がっており

理解できる者たちだけの会話の世界がある。

打つ手にその人の人となりが全て投影される。

昔ある店のマスターに

あなたのギターは下手すぎて

越智さんとの釣り合いが取れないから

うちの店には出られませんと言われた。

別の店では私に話す時とミュージシャンで明らかに態度を変えて来る店もあった。私にはものすごくズボラで物臭な見下した話し方をし、高名なミュージシャンに、へーこらへーこら話してる。

で、3人でいる時はわたしにもイイ態度をするので高名なミュージシャンはわたしがものすごい扱いをされてることに気づかない。

そういう時

私は歯軋り的に悔しい思いをするのだけど、

それは私が下手くそだから仕方がないのだとも思うし、自分の実力からはかけ離れた凄腕のミュージシャンと演れてるのだから、店側もそんな風に言いたくなる気持ちもわからないではない。

コレで集客が200%とかなら、ギャフンと黙らせることもできるのだけど、

残念なことに、コロナ対策的人数しかもともと入らないので、

店にしても、何でこいつがこんな素晴らしいミュージシャンとやってんだろうとでも思ってのだろう。

そうやってミュージシャンを精神的に値踏みし

松竹梅で態度を変えるようなのは

将棋の世界には全く無縁にみえる。

将棋の世界では松竹梅でギャラが出てる。

評価の基準が一律なのだ。

誰が罵倒する必要もない。

強けりゃ沢山金がもらえる

弱けりゃ廃業。

それだけのことなのだ。

サバサバ、スッキリ、はっきり。

残酷なまでにパッキリしてる。

音楽は主観で評価が分かれるから

見る人によって私は松竹梅どれにでもなれる。

よって、誰が何かを言ってても

全く意味がないことに気付いた。

本当に評価したいなら金をくれ。なわけだ。

同情するなら金をくれ。なのだ。